鎌芝川 かましばがわ(鯎川支流)
新池川 しんいけがわ(鯎川支流)
隠山川 かくれやまがわ(鯎川支流)
才蔵川 さいぞうがわ(鯎川支流)
<外之原町>
川名の由来
川が流れる、旧)外之村字「才蔵」地名を冠した川名。
川の概要
外之原中公民館の東に在る才蔵古池を水源に西流から大きく南に湾曲し、外之原町地内で鯎川に注ぐ渓流。
才蔵地名の由来
サイは「鯎」、ゾウは「です」の意味があり、ウグイ川の支流を好字化した地名と推察。
参考
さい:①「似鯉」の異名。②「鯎」の異名。
ぞう(ざう):〔連語〕(「…に候」の意の「にそう」の変化。一説に、助動詞とも)…でございます。…です。*謡曲・自然居士「その舟漕ぐ櫂のことざうよ」。
小木道川 をうぎみちがわ(鯎川支流)
<外之原町>
川名の由来
川が流れる、旧)外之原村字「小木道」地名を冠した川名。
川の概要
多治見市諏訪町と境界峰を源頭に西南に流れ鯎川に注ぐ小川。
地名の由来
ヲウギミチはアオギミチ[仰道・拝道]の意にて、多治見市諏訪町との分水嶺から昇る旭を拝む拝礼の道を表現した地名と推察される。川添いの山中に牛臥大明神が祀られている。
柳川 やながわ(鯎川支流)
柿ノ木川 かきのきがわ(鯎川支流)
鯎川 うぐいがわ(庄内川支流)
<玉野町・木附町・外之原町・細野町>
川名の由来
魚の名前が川名になるのは大変珍しい。昔は魚の鯎が多く棲息していたことから付けられた川名と思われる。小学館国語大辞典はうぐい(うぐひ)【石斑魚】をコイ科の魚。体長約30cm。産卵期には雌雄とも全身に白色円錘形の小突起(追星)を生じ、体側には三条の赤いたてじまが現われる。日本各地に分布し、淡水型と降海型とがある。はや。あかはら。くき。と紹介する。愛知県内弥富市に鯏浦町がある。江戸期まで鯏浦村であった。魚の鯎が多くいたと伝わる。
川の概要
細野町大久手池を水源に南流し外之原町・木附町を経て玉野町で中央線を潜り鯎川橋あたりで庄内川に注ぐ渓流で、支流には柿ノ木川・柳川・小木道川・才蔵川・隠山川・新池川・鎌芝川・桃ノ木川の8支流がある。
守山川 もりやまがわ(矢田川支流)
<守山>
川名の由来
川が流れる、旧)守山村の村名を冠した川名。
川の概要
隅除川の交点辺りから503号線沿いに西流れ、30号線に係る宮前橋付近の宮前橋緑地で矢田川に注ぐ排水路。
守山地名の由来
モリ・ヤマのモリには[森・守・盛・漏・洩]などの意があり、ヤマには[夜摩・山・矢間]などの意があるが、「監視する森の山」を表現した地名と推察。
参考
もり【漏・洩】:水などのもること。水などのもる器物。
もり【守】:監視すること。監視しまもること。また、その人。番人。「島守」「野守」など、多く複合語として用いられる。
もり【森・杜】:①神社などのある神域で、神霊の寄りつく樹木が高く群がり立った所。②樹木が多くこんもりと茂った所。
もり【盛】:①盛りあげること。また、そのものや、分量。②土器の小さいもの。物を盛るところからいう。③人と、役割・任務・分担費用・所属集団・乗船などの事物との対応関係をつくること。また、その関係。その関係を同じくする人または事物の集合。割り当て。割りつけ。配分。配置。なお、衆盛・番盛・船盛など、熟しても用いられる。
やま【夜摩】:(梵YDmaの音訳。または梵SuyDma須夜摩の略。善時・時分などと訳す)仏語。夜摩天。また、その天の主。=閻魔。
やま【山】:①地表にいちじるしく突起した部分。高くそびえたつ地形。また、それの多く集まっている地帯。山岳。古くは、神が住む神聖な地域とされ、信仰の対象とされたり、仏道などの修行の場とされたりもした。②墓場。墳墓。山陵。みやま。③土を盛り、石を積んで①に擬してつくったもの。築山。④祭礼に出る山車で、①の形に作った飾り物。舁き山と曳き山との二種類がある。また、山鉾の総称。⑤猪・鹿などを捕らえるために仕掛ける落とし穴。⑥遊女。女郎。
やま【矢間】:矢が立つ隙間。矢の立つ狭間。=矢狭間。『小学館国語大辞典』