川名の由来

川名の由来

<長久手>

川名の由来
 川が流れる、旧)長久手村字「東西・塚田」の地名を冠した川名。

川の概要
 名古屋市名東区と長久手市塚田の境を北流し、原山辺りで鴨田川と合流して、川名を藤ノ木川と改め香流川に注ぐ小川(普通河川)。

塚田地名の由来
 ツカタは地形から見て、塚のように「小高い処」を好字化した地名と推察される。


<長久手>

川名の由来
 川が流れる、旧)長久手村字「上下・鴨田」の地名を冠した川名。

川の概要
 景行天王社・常照寺辺りを源流に、北西に流れ、原山で塚田川を集め、川名を藤ノ木川と改め、藤里町辺りで香流川に注ぐ小川(準用河川)。

鴨田地名の由来
 カモタは、よい手本、すぐれた模範を意味する「佳模の田」を好字化した地名と推察される。


<岩作>

川名の由来
 旧)岩作村字「雁又」の地名を冠した川名。

川の概要
 源流の岩作雁又を西南に流れ、岩作落合辺りで香流川に注ぐ小川(準用河川)。

雁又地名の由来
 恐らく山路が、「空を飛ぶ雁の編隊の用に「く」の字のように二又に分かれた所」を表現した地名と推察される。

雁又川・西原CIMG1621


<長久手>

川名の由来
 旧)長久手村字「香桶」の地名を冠した川名。

川の概要
 深廻間を源流に、山の越、史跡古戦場、仏が根、香桶と深田、大久手、下権田の境を北流し、香桶で西に湾曲し、香流川に注ぐ小川。

香桶地名の由来
 コウオケは村中の水が桶のように溜まる浸水常習地を表現した「村の桶(郷桶)」を好字2文字化した地名と推察される。


<岩作>

川名の由来
 川が流れる、旧)岩作村字「権代」の地名を冠した川名。

川の概要
 権田夷・中権代・桃の木洞辺りを源流に、蛇洞・狐洞の境を北流し、高根前辺りで香流川に注ぐ小川。

権代地名の由来
 ゴンダイの裾に山崩れ地を示唆する字蛇洞が在る事から、ゴンダイ=「崩壊の丘」を表現するに、暴れ者を意味する権太の丘→「権太台」を好字2文字化した地名と推察される。


<熊張・岩作>

川名の由来
 川が流れる、旧)岩作村字「堀越」の地名を冠した川名。

川の概要
 前熊一の井を源流に、岩作と前熊の境を北流し、香流川に注ぐ小川。

堀越地名の由来
 ホリコシの堀は、地を長く掘って水を通した所。コシは[越・腰・古史・古枝址・古祠]などの意味があるが、堀を掘って農業用水路を流した所を好字化した地名と推察される。


<熊張>

川名の由来
 川が流れる、旧)熊張村字「溝ノ杁」の地名を冠した川名。

川の概要
 岩作雁又・北山地内を源頭に、南西に流下し、岩作落合辺りで香流川に注ぐ小川。

溝ノ杁地名の由来
 ミゾは地を細長く掘って水を通す溝の意味。杁は、農業用水路を意味し、用水路が掘られた所を表現した地名と推察される。


<熊張>

川名の由来
 「清水が湧き出る川」から付けられた川名と推察される。

川の概要
 瀬戸市南ケ丘町との分水峰を源頭に、東山と松杁の間を南に流れ、神明川に合流して香流川に注ぐ小川。


<熊張>

川名の由来
 川が流れる、旧)熊張村字「東山」の地名を関した川名。

川の概要
 瀬戸市との境界峰を源頭に東山と福井の境を南流し、馬堤あたりで神明川に合流する小川。

東山地名の由来
 表記文字の通り、熊張村の東の方位にある山を表現した地名。


<熊張>

川名の由来
 川が流れる、旧)熊張村字「神明」の地名を冠した川名。

川の概要
 神明地内を源頭に西流し、東山川・清水川を集めて東平地辺りで香流川の注ぐ小川。

神明地名の由来
 伊勢神宮の領地か、あるいは神明社が奉られる所を表現した地名と推察される。

参考
しんめい【神明】:①神。神祇。②祭神としての天照大神の称。また、それをまつった神社。神明社。③神のようにあきらかなこと。④衆生の神識(精神・たましいなどの主体)。精神力。