川名の由来

川名の由来

<春日井市>

 下流部の洪水の軽減を図るため、林島町でショートカットし、内津川に合流する放水路。
 春日井市に位置する内津川は、名古屋市のベッドタウンとして高蔵寺ニュータウンなどの大規模な宅地開発などによる市街地の進展に対応するために、内津川放水路が計画され、平成9年度に完成した。また、水害が頻発する地蔵川・新地蔵川の被害軽減を目的に、地蔵川放水路が平成21年度に完成した。


<大泉寺町>

川名の由来
 川が流れる、旧)大泉村の字「石佛」を地蔵に言い換えた川名と推察。

川の概要
 地内の金ケ口池を水源に南西に流下し、東名高速道を潜り、下市場町地内の林島樋管で分流させ、一部は庄内川に、一部は新川に流域変更した一級河川。
 春日井市の市街地及び地蔵川流域の浸水被害軽減を目的に、関田町上流域からの流出量全部を、内津川を経て庄内川へ放流する河川である。昭和55年より着手し内津川下流のJR中央線橋梁の改築とショートカットを行い、平成19年に完成にしている。
 地蔵川は春日井市の中央部を流れ、八田川を伏せ越し(サイフォン)でくぐりぬけている。

地蔵地名の由来
 石佛の地蔵が祀られている所を表現した地名と推察。この川は文永年間(1265~1275)、川の中から地蔵尊が発見されたので地蔵川と名づけられた。その地蔵尊を祀ったのが地蔵寺。

地蔵川・御幸町地内 (2)

地蔵川分派堰CIMG1829

堰の手前が地蔵川,下流が新地蔵川

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<出川町・大留町>

川名の由来
 内津川を分流させて庄内川へ放流することから付けられた川名。

川の概要
 松本町と出川町の境で新しく水路を掘削し、大留町地内で庄内川に放流する。東部丘陵地の流域開発に伴い、下流域の能力不足解消、浸水被害の軽減を目的に、中流部の出川橋上流で分派し、庄内川の東名高速上流へ放流する放水路。昭和56年度より事業採択、大留下・出川中部土地区画整理事業の中から公共施設として用地を生み出され「人々が水と緑の憩える場・豊かな自然と触れあえる場」を理念に県内最初の「ふるさとの川モデル事業」として事業が行われた。
 平成3年9月18日・19日にかけての集中豪雨により内津川が破堤し、春日市市街地を中心に甚大な被害が発生した。平成4年より都市河川内水対策特別緊急事業に採択を受け、事業が加速され平成9年完成した。

ふるさとの川モデル事業・内津川放水路・春日井市大留町地内 (3)


<廻間町>

川名の由来
 川が流れる、旧)廻間村字「奥山」地名を冠した川名。

川の概要
 県立春日台養護学校と県愛知警察学校の間にある洞(谷)を南に流れ、大谷川に注ぐ谷川。

奥山地名の由来
 明知村・神屋村との境界尾根を指して廻間村は「奥の山」と表現した。

奥山洞川・廻間町


<廻間町>

川名の由来
 川が流れる、旧)廻間村字「大谷」地名を冠した川名。

川の概要
 築水池を水源に廻間町内を南流し、途中で奥山洞川・東大谷川を集め内津川に注ぐ、流路長2,891mの一級河川。

大谷地名の由来
 表記文字のとおり大きな谷が在る所を表現した地名。

大谷川・内津川合流部廻間知内・


<坂下町>

川名の由来
 川が流れる村名「坂下村」を冠した川名。

川の概要
 坂下6丁目あたりを源流に坂下町内を南東に流れ、199号線と内津川が交差するあたりで内津川に注ぐ準用河川。

地名の由来
 表記文字のとおり犬山市との境界峰より南東側に傾斜した山裾の地を表現した村名と推察。

準用河川坂下川・坂下町


川名の由来
 旧)神屋村を南北に縦断する川であり、旧)神屋村の名を冠した川名。

川の概要
 神屋向集会場あたりを源流に八幡神社を経て、19号線に沿って神屋町地内を南流し、萬寿寺あたりで内津川に注ぐ。

神屋地名の由来伝
 鉤の地形と日本武尊が東征の際足を留めたという伝説による。カミヤは「上谷」の好字化と推察される。

準用河川神屋川・神屋町


<神屋町>

川名の由来
 河口の、旧)神屋村字「引沢」地名を冠した川名。

川の概要
 犬山市との境界峰を源頭に南流し、明知町地内を経て神屋町引沢にて内津川に注ぐ。

引沢地名の由来
 明知町から神屋町に導水されたように見える沢を表現した地名と推察。


<神屋町>

川名の由来
 多賀神社の名を冠した川名と推察される。今は無いが、往古に滋賀県の「多賀神社」がこの地に奉られていたかも。

川の概要
 神屋町の山林を源流に、西流し観音寺脇を流れて内津川に注ぐ谷川。