蛇ケ洞川 じゃがほらがわ(庄内川支流)
<上半田川町・下半田川町>
川名の由来
昔は、山崩れは大蛇が暴れて起すと言われていた。地滑りをジャバミ・山抜をジャヌケなどというように、「ジャガホラ」も山崩れの多い洞を表現した川名と推察。
川の概要
岐阜県境の上半田川町を源流に、上下半田川町地内を西流し、竈ケ洞川・縄洞川・大石本川・若宮洞川・七曲川・日向川・北日向川・沓掛川など8支流を集め、庄内川に注ぐ準用河川。
半田川地名由来
蛇ケ洞は地崩れの多い洞をいう。
地名伝
退治した大蛇の血が花柄のように流れ花川と呼ばれるようになり、それが転訛して半田川になったと伝承されている。
参考
当地域は陶磁器の産地で、陶土の採取により山地崩壊が激しく、笠原町でも江戸時代に幕府の笠松代官所の裁定で、原因者負担(窯元組合が資金を拠出)で治山事業を行った歴史がある。