大山廃寺跡
<小牧市>
小牧市大山字郷島に所在。奈良前期~室町後期の寺院跡。天川山と児山の間の谷に大小25ヶ所の平坦面が確認されており、かつてこの地に寺院の塔・本堂があったと伝えられている。昭和49~53年に市教育委員会によって、児神社境内(標高約180m)を中心に発掘調査が行われた。その結果、瓦葺きの掘立柱建物跡(平安期)・礎石建物跡(鎌倉期)が検出され、また各種の瓦類も発見され、大山寺が白鳳期から平安期にかけて繁栄した寺院であること、平安後期に焼失したが中世に再建されていたことが判明した。昭和4年(昭和55年追加)に国史跡に指定された。『角川地名辞典』抜粋
旧)大山村字地名
落合・八反田・岩吹・郷島・仲島・仲田・苗田・稲葉・ 六反田・東洞・安戸・上六反田・鰻谷・向山
『明治15年愛知県郡町村字名調-日本地名学研究所写本』