地名の由来

地名の由来

<小牧市>

 〔近世〕江戸期~明治11年の新田名。尾張国春日井郡のうち。もと二重堀村の一部、中根小左衛門によって開発され、享保12年縄入を受けている。その後分村したと思われるが、不詳。大山川中流右岸。尾張藩領。小牧代官所支配。明治11年二重堀村の一部となる。
 村高は、「旧高旧領」11石余。「徇行記」によれば、高11石余、田8反余・畑3反余、東西1町余・南北1町30間余の地域、二重堀村のうちにありと記されているが、同村とは別個に書き上げられている。中根小左衛門は東禅寺過去帳に「中根開発ノ先祖」とあり、延宝2年に没している。享保12年の検地帳には、小牧原の善左衛門と同徳左衛門の名が記され、分米11石余とある(小牧市史資料編4)。