川名の由来

川名の由来

<挙母地区>

川名の由来
 先人が川名に託した想いが「安永」の文字に込められている。

川の概要
 昭和初期に造られた人工河川。梅坪町を源頭に、矢作川に平行して南へ流れ元宮町から一級河川となり長興寺あたりで長田川を集め水源町で矢作川に注ぐ流路長3,500mの一級河川である。

安永川トンネル
 安永川の排水はポンプで汲み上げていたが、2000年 9月の東海豪雨は、排水能力を超過し、浸水被害が出た。この浸水被害を解消するため2002年から2014年に、平成の大改修として高さ約7.8m、幅約11m、延長約2kmのトンネルを設けられた。


<貝津町>

川名の由来
 農業用に作られた用水路を意味した川名。

川の概要
 東伊保町内の新池を源頭に、貝津町との境界を南流し、貝津町箕輪で伊保川に注ぐ農業用排水路。


<東保見町>

川名の由来
 この川が流れる所の村名、旧)「伊保堂村」を冠した川名。

川の概要
 東保見町 = 旧)伊保堂村を南流し、伊保川に注ぐ小川。

いぼどう(伊保堂)の地名由来
 伊保郷の東入り口に位置する村であることから、旭日(あさひ)が堂宇のように輝く、伊保に堂の文字を付けて伊保堂としたと推察される。


<田籾町>

川名の由来
 この川が流れる所の村名、旧)「田籾村」を冠した川名。

川の概要
 田籾町地内を東流し、大井橋あたりで伊保川に注ぐ小川。

たもみ(田籾)の地名由来
 タモミは田揉の転にて、土砂崩れで水田が揉まれた事を記録する地名と推察される。


<篠原町>

川名の由来
 この川の水源地域の地名、旧)篠原村字「太郎迫」を冠した川名。

川の概要
 篠原町太郎迫地内を西流し、芝崎地内で伊保川に注ぐ小川。

太郎迫(たろうばさま)の地名由来
 太郎は、なだらかな山(緩んだ山=太郎山)の意。迫は、その太郎山と北山に挟まれた所と推察される。


<篠原町>

川名の由来
 この川の源流域の地名、旧)篠原村字「大沢」を冠した川名。

川の概要
 篠原町字大沢地内を発し、西南に流れ寺洞・郷屋敷を経て下田中地内で伊保川に注ぐ小川。

おおさわ(大沢)の地名由来
 大沢川の源流域で、東名古屋CCとなっている元山林。山地の中で大きな湿地の所がある所からこの名が付いたと推察される。


<広幡町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)「広見村」を冠した川名。

川の概要
 現)広幡町 = 元)広見村地内をほぼ南流し、大畑町地内で伊保川に注ぐ小川。

ひろみ(広見)の地名由来
 広見は美称地名で広大な村の意。広幡町に変更したのは、同じ豊田市内に広美町があり、撥音を区別するため広幡町とした。


<大畑町>

川名の由来
 大畑町地内を流れる川であり、町名「大畑町」を冠した川名。

川の概要
 以前は砂川と称していた。大畑町砂山地内を西流し伊保川に注ぐ小川。

おおばた(大畑)の地名由来
 大畑町の大半は、長久手市と境界をなす第四紀更新世の丘陵地で、砂や礫・粘土などの堆積層ばかりで、田畑の少ない村であり、大きな田畑を願望して「大端→大畑村」と称したと推察される。


<八草町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)八草村字「小江戸」を冠した川名。

川の概要
 長久手市との境界をなす標高150m前後の山地を源頭に字小江戸地内を西流し、伊保川に注ぐ小川。周辺は陶土の採取土場となっている。

こえど(小江戸)の地名由来
 小・エ(江)・ト(処)で、小さな水の流れる所(小川の流れる所)を意味する。


<八草町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、「八草町」を冠した川名。

川の概要
 庄内川水系との分水嶺である瀬戸市との境界に位置する八草町を南流し、同町内で伊保川に注ぐ小川。
 以前は立田地内を流れる立田川・割田地内を流れる割田川・秋合地内を流れる秋合川であったが、三川を合わせて「八草川」と改められた。

やくさ(八草)の地名由来
 天武13年に定められた八つの姓のヤクサに倣って付けられたと推察される。