川名の由来

川名の由来

<夏焼町>

沢名の由来
 この沢が流れる所の地名、字「マンシサワ」を冠した沢名。

沢の概要
 峰山を源頭に字マンシサワ地内を西に流れ、国道257に万治橋が架かるあたりで名倉川に注ぐ渓流。

マンシサワの地名由来
 不詳。この付近に耕地がある。万治沢はウルシゼ集落の水源となっている。『稲武の地名』


<夏焼町>

洞名の由来
 この洞が流れる地名を表現した洞名。小名「大野」地内の中ほどにある洞。

洞の概要
 広大な字クダリヤマ地内の小名池ケ洞と大野坂の中央を東流し、小名アシガ口辺りで名倉川に注ぐ洞。

アシガロ地名の由来
 アシガ口は、芦が多く生えた洞の入り口。

おおのざか(大野坂)地名の由来
 峰山の大野へ通じる坂道の特に勾配が急な所。

いけがほら(池ケ洞)地名の由来
 急な洞で、江戸時代に馬の代金を奪われ殺された一作という人が住んでいたと言われる。『稲武の地名』


<夏焼町>

沢名の由来
 谷と川と洞は同義語で、谷川だけでは固有名にならないので洞も加えて川名とした。先達の苦労が偲ばれる。

谷川洞の概要
 広大な山林の字クダリヤマ地内の小名尻松を源頭に、西流し小名大落・小名大野坂口・小名大野橋の袂で名倉川に注ぐ洞。(小名:字地の中で付けられた地名=小地名。)


<夏焼町>

川名の由来
 この川が流れる地名、夏焼村字「クダリヤマ」地内の呼称地名「立野」を冠した川名。

立野川の概要
 広大な字「クダリヤマ」地内の小名槙立・笹方辺りを源に南に流れ、小名菜畑口でクラガリ洞と合流し、西に曲がり小名立野で南へ湾曲し、落合洞で字カヤダテ地内を流れる貝立川と合流して名倉川に注ぐ。名倉川には椀淵という伝説の淵がある。
 立野川と貝立川の合流点にある洞を、落合洞という。『稲武の地名』

たての(立野)の地名由来
 立野は、夏焼町の町有林地帯の総称で、広大な山林の字クダリ下り山495番地となっている。天保初年、時の庄屋次郎兵衛が29人と相談して植林し、村の繁栄を願った。『稲武の地名』

立野沢-1


<夏焼町>

川名の由来
 この川が流れる地名、夏焼村字「クロイハ」を冠した川名。

川の概要
 呼称地名沼ノ峠から字「クロイワ」地内を西流し、国道153号を横切り字ナカ子で深沢洞と合流し、名倉川に注ぐ準用河川。

クロイワ地名の由来
 クロイワは、昭和のはじめ頃には、川の畔に大きな岩があり、また淵があって水遊びができた。クロイワとは川の畔の岩、または黒い岩のある所と言う。『稲武の地名』


<夏焼町>

川名の由来
 この川の流れる地名、夏焼村字「フカサワ・深沢口」を冠した洞名。

洞の概要
 城ケ山889.1mを源頭に字「フカサ」地内を西に流れ国道153号を横切り、クロイワ川と合流して呼称地名下カワラで名倉川に注ぐ渓流。

地名の由来
 深沢は、奥が深くまた深く刻まれた沢である。『稲武の地名』


<夏焼町>

沢名の由来
 水源地の地名、夏焼村字「クルミサワ」を冠した沢名。

クルミ沢の概要
 字「クルミ沢」地内を北流し、字「下田」辺りで名倉川に注ぐ渓流。

クルミ沢の地名由来
 字クルミ沢は、夏焼公会堂の沢から平治洞の阿弥陀ケ洞の沢に挟まれた地域で、江戸時代は稲橋の飛び地であった。沢筋にクルミの木が多く自生していたことから付けられた字地名、沢名。『稲武の地名』


<稲武町>

川名の由来
 この川の河口の地名、稲武町字「ホソノ・細野」を冠した川名。

沢の概要
 夏焼町の城ケ山849.1mの東側の山腹を水源に稲橋町字「細野」地内の下流境を西に流れ、井山川に注ぐ渓流。

ほその(細野)地名の由来
 細野は、井山川に沿った細長い野原を意味するか。『稲武の地名』


<稲橋町>

川名の由来
 この川が雪洞のように消えたり現れ(流れ)たりする様態を表現した川名。

川の概要
 字井山地内に在る砂防堰堤の直下流に流れる川。


<稲武町>

洞名の由来
 この洞が流れる地名、字「井山」を冠した洞名。地内に砂防堰堤が築かれている。

洞の概要
 天狗棚・面の木原生林を水源とし、面ノ木峠から西流し、砂防堰堤に至る洞。