川名の由来

川名の由来

<加納町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)「広沢村」を冠した川名。なお広沢村は明治39年に消滅した。

川の概要
 猿投山を源頭に、加納町と猿投町の境を南流し、加納町地内で籠川に注ぐ渓流。

ひろさわ(広沢)の地名由来
 広沢は、表記のとおり沢が広くなった所で、これより上流は勾配の急な谷川になる。


<猿投町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)「猿投村」・山名「猿投山」を冠した川名。

川の概要
 猿投山に源を発し猿投町内を南下して加納町地内で、広沢川・加納川と共に籠川に注ぐ渓流。

さなげ(猿投)の由来
 サナゲの由来は狭薙ぎにて、風化した花崗岩の真砂が表層スベリを起す山を表現した山名・村名と推察される。


<御船町>

川名の由来
 この川の河口の村名、旧)「御船村」を冠した川名。

川の概要
 猿投山628.9mに源を発した「猿投川」が南流して西中山町地内で「西中山川」となり、同町深見の南の丘陵から南流する山田川が合流して「御船川」となり、御船町地先で矢作川に注ぐ、流長2,364m、一級河川である。

みふね(御船)の地名由来
 三つの集落から構成される村。船は料理を入れる容器で、「三つの集落」がある村を好字2文字地名文化作法により、御船村と表記したと推察される。

矢作川と御船川(勘八町勘八)-1


<猿投町・舞木町・亀首町・四郷町・花本町・荒井町>

川名の由来
 この川が、籠のように水が漏れるので付けられた。竹細工の笊や籠は網目が大きく、水が良く切れることから水が漏れる川を「籠川」と表現した川名。

川の概要
 猿投山628.9mの南斜面に源に猿投町地内を南流する広沢川と加納町地内を南流し、加納川を舞木町地内で合わせて「籠川」になり、亀首町を南に縦断し、以降右岸側の伊保町・上原町・梅坪町。左岸側の四郷町・花木町・越戸町・荒木町を経て矢作川に入る。一級河川。流路延長11,653m。


<深見町>

川名の由来
 この川の河口の地名、旧)深見村字「才田」を冠した川名。

川の概要
 深見町水上地内の溜池を水源に深見町地内を東に流れ同町才田地内で飯野川に注ぐ流長1.8km川。

さいだ(才田)の地名由来
 猿投神社に奉納する米つくりをする斎田のある所を表現した地名と推察される。

8854_才田川(深見)


<迫町>

川名の由来
 この川が流れる、旧)村名「迫村」を冠した川名。

川の概要
 猿投山山麓の字荒子地内の溜池を水源に迫村地内を東流し、大河原橋あたりで飯野川にそそぐ流長1.65kmほどの小川。

はさま(迫)の地名由来
 地形から見ると、山地と山地の狭間の村を表現した村名と推察される。


<藤岡飯野町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)飯野村字「池下」を冠した川名。

川の概要
 藤岡中学が所在する山地を源頭に、池下地内を国道419号線にそって西流し、飯野小学校の北側を流れ飯野川に注ぐ900mほどの細流。

いけした(池下)の地名由来
 川の源頭あたりに池が在り、表記のとおり池の下の所を表現した地名。

8852_池ノ下川(藤岡町)


<藤岡飯野町>

川名の由来
 この川の水源地の地名、旧)飯野村字「田ノ平」を冠した川名。

川の概要
 猿投山の山裾の田ノ平地内の新池を源頭に藤岡支所の南側を東流し、飯野橋のあたりで飯野川に注ぐ流長1.1kmほどの細流。

たのひら(田ノ平)の地名由来
 タノヒラは、水田が拓かれた所を表現した地名。


<北一色町>

川名の由来
 この川が流れる、旧)村名「北一色村」を冠した川名。

川の概要
 猿投山629mから戸越峠あたりを源頭に北一色町内を東流し、池田川を集めて藤岡支所の北側あたりで飯野川に合流する流長3.0kmほどの渓流。

いしき(一色)の地名由来
 猿投山の麓の村であり、イシキは石切りの転で、石工・石造り職人の村を表現した村名と推定される。


<北一色町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)北一色村字「池田」を冠した川名。

川の概要
 北一色町池田地内を東流し、北一色川と合流して飯野川にそそぐ流長750mほどの細流。

いけだ(池田)の地名由来
 ため池の下方にある水田の所を表現した地名。