川名の由来

川名の由来

<石飛町>

川名の由来
 この川が流れる村名「石飛村」を冠した川名。

川の概要
 ガレバ(崖)の多い荒廃山地247.7mから石飛町のほぼ中央部を西流し、喜多橋あたりで飯野川に注ぐ流長600mほどの小川。

いしとび(石飛)の地名由来
 「石飛び」は、山崩れで「石が跳ぶ」の意。あるいは、川を渡るのに「川底の石をピヨンピヨン飛で渡る」の意があるが、山崩れの多い地域であり、山崩れがあった所と推察される。


<石飛町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)石飛村字「間ノ山」を冠した川名。

川の概要
 石飛町と上渡合町の境を西流し、境橋の架かる辺りで飯野川に注ぐ流長700mほどの渓流。

あいのやま(間ノ山)の地名由来
 定かでないが、石飛村と上渡合村の中間に位置する山地を表現した地名と思われる。


<北一色町>

川名の由来
 この川の上流にそびえる猿投山を「仰ぎ見る洞」と推察される。

川の概要
 金剛寺の背後の荒廃した山地を東に流れ境橋あたりで飯野川に注ぐ流長400mほどの小川。


<折平町>

川名の由来
 この川の源流域の、旧)村名「折平村」を冠した川名。

川の概要
 瀬戸市との境界の戸越峠を源頭に主要地方道瀬戸設楽線に折平地内を東流し、西屋敷川・屋敷川を集め上渡合町内に位置する太田橋あたりで飯野川に合流する流長2.6kmほどの川。

おりだいら(折平)の地名由来
 戸越峠に向かう坂道が「九十九折れ」の様相を呈しており、その折れ曲がった街道に開けた村を表現した村名と推察される。


<折平町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、折平村字「西屋敷」を冠した川名。

川の概要
 瀬戸市との境界峰(戸越峠の北側)を源頭に西屋敷地内を南流し、折平川に注ぐ900mほどの谷川。

にしやしき(西屋敷)の地名由来
 折平村には小字「上屋敷・下屋敷・中屋敷・西屋敷・内屋敷」地名が在る。一番西に所在する屋敷に由来。


<北曽木町・折平町>

川名の由来
 この川が流れる所の地名、旧)北曽木村字「屋敷」を冠した川名。

川の概要
 瀬戸市との境界峰628.3mを源頭に南東に流れ、上屋敷・下屋敷を南流し折平町地内で折平川と合流して飯野川にそそぐ流長2.4kmほどの渓流。

やしき(屋敷)の地名由来
 北曽木村集落の家屋が集中している所。


<北曽木町>

川名の由来
 この川の水源地の地名、旧)北曽木村字「西ノ平」を冠した川名。

川の概要
 北曽木町内「めぐみの森キャンプ場」を源頭に、西ノ平地内を南流し上渡合町内の太田橋あたりで飯野川に注ぐ流長2.2kmほどの渓流。

にしのたいら(西ノ平)の地名由来
 字「西ノ平」の西は、小原地区東郷町(旧東市野々村)に対して西側に位置する西市野々村のなごりから西を冠した地名なのか、あるいは西加茂郡の西を冠したか、さだかでない。また地内の地形は山地の傾斜地であり、平は凹凸の無い緩傾斜地を表現したと推察される。


<西市野々町>

川名の由来
 この川が戸越峠の北を流れることから付けられた川名。
 瀬戸市から盗難除けで名高い雲興寺の門前を通り、小原に抜ける「三州小原道」戸越峠の北を流れる川に由来する。分水嶺(戸越峠)を挟んで瀬戸市側の川名も「北戸越川」と呼んでいる。

川の概要
 戸越峠の峰を源頭に北東に流れ、西市野々川に合流する流長500mほどの渓流。

地名の由来
 峠を越える所⇒峠越⇒戸越の所⇒戸越峠に変化した、重複地名と推察される。


<西市野々町>

川名の由来
 この川が流れる村名「西市野々村」を冠した川名。

川の概要
 瀬戸市を流れる白藤川と分水嶺で分かれ、北戸越川・長沢川・宮浦洞川を集め西市野々町を北東に、「めぐみの森キャンプ場」脇を流れ・八剣神社付近で東に曲がり宮浦洞川を集め向橋辺りで白川に合流する流長1.2kmほどの渓流。

にしいちのの(西市野々)の地名由来
 小原地区に市野々川(阿妻川支流・現地名 豊田市小原地区東郷町地内)が流れている。この市野々村に対して西方に位置するので、西市野々村になった。