真弓川 まゆみがわ(足助川支流)
<足助町>
川名の由来
この川の水源地の地名「真弓山」を冠した川名。
真弓川の概要
真弓山の北西山麓にある谷川で、北流して足助川に注ぐ小谷。
まゆみ(真弓)の由来
一説、山頂に城が在ることなどから、マユミ(馬射・騎射)が行われたことから付けられた山名か。
二説、弓を作るマユミの木が多く自生する山からこの名が付いたか。
参考
マユミ〔檀、間弓、真弓〕:①ニシキギ科もマユミ(檀)の植生によるか。②マユ・ミ(廻。接尾語)の語形の地名。まゆ。解説)真弓という地名にはマユミ(檀弓)にちなむ由来伝が多いが、真弓の形の集落名、山名、峠名、などからマユという地形地名を想定すべきであろう。尾根筋に挟まれた小平地、または大河に沿った地に多い。『地名用語語源辞典』
まゆみ〔檀・真弓〕:①(昔、この木で弓を作ったところからの名という)ニシキギ科の落葉低木または小高木。材でこけしや将棋の駒を作る。漢名とする桃葉衛矛・檀は誤用という。やまにしきぎ。檀の木。
うまゆみ〔馬射・騎射〕:馬に乗ったままで弓を射ること。端午の節会の騎射、流鏑馬、笠懸、犬追物などのすべてにいう。まゆみ。きしゃ。馬射の節中古以来、五月五日の端午の節会に、天皇が武徳殿で近衛、兵衛の騎射、走馬を御覧になる儀式。『国語大辞典』