駒山川 こまやまがわ
<牛地町>
川名の由来
駒山867mを水源にする川。
駒山川の概要
駒山の北麓を水源に、矢作ダム湖に注ぐ急峻な谷川。
こまやま(駒山)の由来
山頂にある小馬寺に由来する。小馬寺は、臨済宗妙心寺派、山号は円通山。寺伝では、役小角開創で、長く天台宗であったが、延宝年間に臨済宗に転じたといい、山内に12坊があったという。明応9年の棟札写には「当寺中興開基礼叟了義叟」とあって(小馬寺文書/県史料叢刊)、この頃禅宗寺院となっており、本尊もこの頃の作である。毘沙門天像・不動明王像の延徳3年の銘文に美濃国岩村の賀藤延家、武節(稲武町)の河手貞吉が檀那とあって、当寺の隆盛がうかがわれる。『角川地名大辞典』