事業内容

事業内容

私たちは支えつづけます。

自然との共生をテーマに掲げ、新しいニーズに対応できる技術力で、そこに住む人々の安全が求められる河川・道路・橋梁などの整備、安心して暮らせる環境づくりに貢献しています。
また、農業土木の豊富な経験と技術を提供し、生産基盤の整備や、住みよい農村の生活環境を、創造しつづけます。

水理模型による検討


模型実験の様子


堰堤部におけるフルード数の変化

模型実験により流量変動、地形、魚道などによる影響や、机上の検討では予測できない現象を確認することができます。実験で得られた結果を検討しながら設計に反映し、さらに実験を繰り返しながら最終設計へつなげていきます。取水方式の検討に始まり、目標取水量と水利権者のニーズを両立させることに成功しました。


幹線水路

武蔵水路は東京オリンピックを前に水不足解消のため利根川から荒川への導水路および星川・元荒川等の洪水導入を合わせた機能を持つ水路でした。経年の地盤沈下等により流量確保が困難となったことから、当初はシールド工法による改修を計画しましたが2連開水路で提案しました。


ため池

施設の老朽化に伴い、機能低下等により堤体の決壊などの危険性が判明しました。緊急放流工の新設や洪水吐の能力向上を計画し、ため池施設の安全性の確保と災害発生を未然に防止し、農地の保全と農業経営の安定を図る提案を行いました。


樋門

農地からの排水を河川へすみやかに放流させるとともに、川の水位が洪水などで高くなった時に、その水が農地等の堤内地側に逆流しないように設ける施設です。当社で蓄積された技術をベースにした排水シミュレーションと新技術を活用したきめ細かいサービスを提供しています。


小水力発電

河川の水を貯めること無く、そのまま利用する環境配慮型発電方式で、一般河川、農業用水、砂防ダム、上下水道などで発電することができます。当社では農業土木の専門コンサルタントとしていち早く取り組みました。愛知用水東郷発電所において2005年3月から供用が開始されています。


渓流取水施設

鈴鹿山麓は天水やため池など水量に限りがあり、解消するため三重用水事業では渓流から取水して貯留する総合的な利水事業として流域特性に見合う「定量性」の良い渓流取水施設を計画しました。カスケード形状のコンクリートで河床を固め、洪水時に土砂が下流に押し出される維持管理が容易な施設を提案しました。


護岸水路

埼玉県最古の農業用水路(総延長は約23km)である備前渠用水路は1604年に開削され、本庄市、深谷市、熊谷市(旧妻沼町)の1,371ヘクタールの水田に用水を供給しています。水と緑の田園都市・水辺再生事業「備前渠用水路新井地区」の農業用水路の護岸について、地域住民や施設管理者の意向を反映し設計を実施しました。